VPS導入からRedmineの構築まで行ったので、備忘録として残そうと思います。
当記事では、VPSはConoHa、OSはcentos、ドメインはムームードメイン、セットアップはBitnami Redmineを使用しています。
この記事でわかること
- VPSの導入手順
- VPSへの接続手順
- redmineの構築手順
この記事でわからないこと(そのうち更新)
- RedmineのHTTPS化の手順
- VPSへの暗号化接続(SSH公開鍵暗号化方式)
目次
- VPSの契約とサーバー追加
- TeraTermの導入
- Redmineのインストール
- ドメインの割当
- gmailの設定
- Redmineの設定
1.VPSの契約とサーバー追加
1-1.
ConoHaのホームページを開きます。
ConoHa: https://www.conoha.jp/
1-2.
ページ上のメニューより「VPS」をクリック。
今回は512MB(630円/月)を選び、「お申し込み」をクリック。
ConoHaの指示どおりに入力して契約してください。
1-3.
サーバー追加の画面が開くので、下記のとおり入力し、追加ボタンを押下します。
リージョン:東京
サービス:512MB
イメージタイプ::centos
root パスワード:(任意入力) ※控える
ネームタグ: (任意入力)
1-4.
左メニューより「サーバー」をクリックし、サーバーリストに表示されている「ネームタグ 」を押下します。
サーバーの詳細が表示されるので、「IPアドレス」を控えておいてください。
2.TeraTermの導入
2-1.
TeraTermをダウンロードしてインストールしてください。
TeraTerm: https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/utf8teraterm/
2-2.
TeraTermを起動し、ホストに1-4で控えたIPアドレスを入力してOKを選択します。
2-3.
ユーザ名:rootを入力
パスフレーズ:1-3のroot パスワードを入力
黒い画面が表示されたら接続成功です。
3.Redmineのインストール
3-1.
TeraTermでVPSへログイン後、下記のコマンドを実行し、パッケージを最新にアップデートしておきます。
yum -y update
yum -y upgrade
3-2.
下記のコマンドで、ファイアーウォールのhttp通信を許可します。
firewall-cmd --zone=public --add-service=http --permanent
下記のコマンドで、ファイアーウォールを再起動します。
firewall-cmd --reload
3-3.
下記サイトで最新版のBitnami RedmineのインストーラのURLを確認します。
インストーラ: https://bitnami.com/stack/redmine/installer
Chromeの場合、右クリック→リンクのアドレスをコピーでURLを取得できます。
3-4.
下記コマンドでBitnami Redmineをダウンロードします。
※ファイル名は、3-3で取得したアドレスを指定してください。
wget https://bitnami.com/redirect/to/455770/bitnami-redmine-4.0.2-0-linux-x64-installer.run
3-5.
下記コマンドでファイル属性を変更します。
※ファイル名は、3-3で取得したアドレスを指定してください。
chmod 755 https://bitnami.com/redirect/to/455770/bitnami-redmine-4.0.2-0-linux-x64-installer.run
3-6.
下記コマンドでインストーラを実行します。
※ファイル名は、3-3で取得したアドレスを指定してください。
./bitnami-redmine-4.0.2-0-linux-x64-installer.run
3-7.
インストーラで下記を入力
言語の選択:3(日本語)を打ってエンター
インストールするコンポーネント:全てエンター(デフォルトになる)
管理者アカウント:(任意の値で入力) ※控えてください
メールサポート:エンター(デフォルト)
Redmineアプリケーション起動:エンター(デフォルト)
3-8.
ブラウザで「http://(1-4 IPアドレス)」を入力し、「bitnamiのページが表示されること」「Access Redmine」をクリックして、Redmineの画面が表示されることを確認してください。
4.ドメインの割当
URLをドメインで運用したい場合のみ、この設定を行います。
ドメインが必要ない場合、3-8のIPアドレスのURLにて運用してください。
また、当ページでは、ドメインは既に取得済を前提として記載しています。
4.1.
ムームードメインのコントロールパネルよりムームーDNSを開き、使用したいドメインの変更ボタンを押下します。
4.2.
下記を入力後、セットアップ情報変更を押下してください。
サブドメイン:(任意の値)
種別:A
内容:1-4 IPアドレスを入力
→ 上記の例だと、https://abc.r2corp.co.jp/ となります
4.3.
ブラウザで4.2で作成したURLを入力し、「bitnamiのページが表示されること」「Access Redmine」をクリックして、Redmineの画面が表示されることを確認してください。
5.gmailの設定
5-1.
Redmineからの通知メール送信設定を行います。
ここでは、gmailを使用します。
まず、googleアカウントのページに遷移します。
5-2.
セキュリティ>2段階認証プロセスを選択し、googleの指示に沿って2段階認証プロセスONにしてください。
5-3.
セキュリティ>アプリパスワードをクリックします。
5-4.
Redmineと入力して生成ボタンを押下します。 ※アプリパスワードを控えてください。
6.Redmineの設定
6-1.
Redmineより、gmailで通知メールを出す設定を行います。
TeraTermでVPSへログイン後、viでconfiguration.ymlを開いてください。
(例)
vi /opt/redmine-4.0.2-0/apps/redmine/htdocs/config/configuration.yml
※configuration.ymlは「(インストールディレクトリ)\apps\redmine\htdocs\config」に存在します。
インストールディレクトリ)が分からない場合は、下記コマンドで検索してください。
cd /
find . -name configuration.yml
6-2
viでファイルを開いた後、キーボード「i」で編集モードにし、email_deliveryの設定を下記のように書き換えてください。
email_delivery:
delivery_method: :smtp
smtp_settings:
enable_starttls_auto: true
address: "smtp.gmail.com"
port: 587
domain: "smtp.gmail.com"
authentication: :plain
user_name: "(gmailのメールアドレス)"
password: "(5-4のアプリパスワード)"
キーボード「ESC」で編集モード終了
「:wq」+エンターで保存・vi終了してください。
6-3.
下記コマンドでredminを再起動します。
(インストールディレクトリ)/ctlscript.sh restart
6-4.
redmineへ3-7で作成した管理者IDでログインし、「管理>設定」を押下します。
6-5.
設定>全般タブ>ホスト名とパス欄:4.2のURLを入力(「http://」は不要)し、保存ボタン押下
設定>メール通知>テストメールを送信を押下
6-6.
ログインユーザにテストメールが届いていることを確認
テストメールのRedmine URLが正しいことを確認(間違っている場合、6-5の入力値を修正)
6-7.
登録ユーザーだけがredmineの内容を参照可能にします。
「管理>設定>認証」にて、認証が必要に「はい」を選びます。
これでredmineの導入が完了になります。お疲れ様でした!
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