ポスティングの仕事がすごかった話

お疲れさまです。いつもお世話になっています。かまちです。

みなさん、たまには本職以外の仕事をやっていますか?たまにやると楽しいですよ!自分は結構、いろいろとやってまして、今日は自分がポスティングのお仕事をしたときのお話をしたいと思います。

みなさん、そもそも、ポスティングって言葉はご存知でしょうか?企業が魂を込めた商品を、世の中に知ってもらうために広告をたくさんの家の郵便受けへいれる大事な仕事なのです。そんな仕事を生業とする人たちを、ポスティング職人というのです。

言うならば、ポスティング職人とは、企業から市民への魂のメッセンジャー。すごく重要な仕事なのですが、何を隠そう、実は自分もポスティング経験者(五日間勤務)なのです。

【経緯】個人事業の開業直後、Androidアプリを作っていたが、鳴かず飛ばず。運送屋の仕事もしていたのですが、ヒマな時間で気楽に稼げそうな仕事を探したのです。なんかほら、ポスティングって散歩しながらで楽しそうじゃないですか。まあ、きっかけなんてなんでもいいんです!重要なのは、やってみること!そんなこんなでwebで見つけた求人(日給1万円)に電話をし、面接場へと向かったのでした。

【面接日】

面接で話をしたのは社長さん。40中盤位の普通のおじさん。軽く仕事の流れを説明したあと、「5日間は試用期間として、6800円。その後は7200円。」「給与は請求書を書いて渡してください。」webに書いてあった給与は、日給1万円だったし、請求書ってことは業務委託なわけで、話とちがうような気がしてきました。いきなり世の中の厳しさを突きつけられ、怯んでいたのですが、正直、よっぽどラクなのかと思ったので承諾しました。しかし、仕事中はGPS探知機を持たされるというのが気にかかっていました。サボり防止?

【一日目】

現場まではバス通勤。ちなみに、交通費は支給されない。それでもウキウキで現場につくと、先にリーダーが着いていました。25歳くらいのヤングリーダー。トラックに大量のチラシと自転車を積み込んできたようだ。早速、リーダーにいろいろ教えてもらう。自転車で移動して、駐車場所を基点に半径50m位を配っていくこと、チラシの持ち方、ポストへ入れるときの手首のスナップまで、たくさんのこだわりがあるようだ。なかでも、チラシ4枚を指に挟み込んで一度に4枚配る「シャイニング・ディストビュー」なる技は圧巻。恐ろしい速さで広告がなくなっていく。自分も必死で真似するものの、リーダーとは比べ物にならないくらい遅い。一通り、教えてもらったあと、1人でポスティングタイム。ついに待ち望んだ楽しい時間だ!・・・と思ったのも束の間、常に走らないと間に合わない量のチラシだけど、動かない足。さらに、夏だったせいもあり、とにかく暑い・・・!死に物狂いで一日を終えたのでした。家に帰ってシャワーを浴び、体重計に乗ると、なんと5キロ体重が減っていました。

一日目は、ポスティングは職人芸。そしてマラソンであると学びました。

【二日目】

初日と同じ、ヤングリーダーとともに行動。初日はマンションが多かったけど、今回は戸建てばかりで件数を稼げず、さらに坂道ばかり。おまけに雨が降っている。ヤングリーダーが、自分の配った家のポストをチェックしたらしく、注意を受ける。入れ方が雑とのこと。うーん、普通に入れてたけど、奥が深い。17時終了のはずだったが、目標件数へ到達せず、配り終えるまで帰れないことに。結局、7時ごろまでかかり、全て配り終わってから帰宅。体重計に乗ると、この日も3キロ減っていました。

二日目は、ポスティングは配り終わらなければ帰れないことを学びました。

【三日目】

今日も元気に、ヤングリーダーとともに行動。今日の配達先は、地元じゃ有名な元ドヤ街だ!なんか、全身包帯で「おおお・・」しか言わない杖突いてるおじさんとか、朝から酒びたりで絡んでくるおっちゃんとかいるけども、元気に挨拶!「こんちあー!!!」そして、気にせず配る!流石になれてきたのか、スピードアップしてきた。暑いし、苦しいながらも、快調に配れている!成長したなあ、俺も!とか思っていたら、「ごらーーーー!」と家主に怒鳴られる。「なにゴミ入れてんじゃ、めいわくなんだよてめえーーーー!!!」と胸ぐらを掴まれる。「いやー。申し訳ないけどお仕事なんです。もう入れないので許して。」と言ったものの、興奮しており、聞く耳持たずで怒鳴られる。リーダーへ連絡し、来てもらって、一緒にあやまってもらう。家主もおちついてきて許してくれた。さすがリーダー。頼りになるぜ!仕事中、怒鳴られること計5回、時間通りに配り終われました。

三日目は、ガラの悪い地域のポスティングは危険と隣り合わせということを学びました。

【四日目・五日目】

仕事のノルマはきついながら、なんとかこなした、四日目・五日目。リーダーは、仕事熱心で後輩思いの気のいい40後半くらいのさわやかおじさん。お仕事中、自転車でついてきて、大声でたくさん励ましてくれる。「奥さんいるんだろ!がんばれよ!」「おまえも極めてみろ!ポスティングやってたって胸張って言えるくらいにさ!」こんな上司、嫌いじゃないかも・・・。と思いながらポスティング。

そんなおじさんから五日目の解散時にかけられたメッセージ。

「合格だ。よかったな。」

話がわからず、聞いたところ、五日間は試験であり、基準に満たない人は、お仕事はここで終了とのこと。し、知らなかった・・・。

四日目、五日目は、ポスティング業界にも後輩思いのかっこいい男がいることを学びました。どの業界でもプロフェッショナルはカッコいい!おじさんが眩しすぎて、ラクを求めてこの場所にきた自分が恥ずかしい、そして体力も限界なので、ここでリタイアしよう。せっかく合格したけどおじさん、ヤングリーダー、申し訳ない・・・。

【まとめ】

・休憩なんてする時間がないほど忙しい。

・五日間で、体重が6キロ減った。

・職人技が必要。手先が器用だとよい。

・報酬は安い。

・どんな業界にも格好のいいオトコがいる。

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